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悩み 親との関係性がよくない

いいー悪いの二極で言えば、悪いとは言い切れないけども、いいと手放しでは言えない人が相当多いはずです。昨今、『親ガチャ』なる言葉が流行っていることを知りました。かなり使われているんですってことを、ネットで著名人がコメントするほどに・・・。

親ガチャ:子どもの立場から「親は自分では選べない」「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」と述べる表現。ソーシャルゲームにありがちなキャラクター入手方法(いわゆるガチャ)になぞらえた言い方。

親ガチャとは逆に、親の立場から「どんな子が生まれてくるかは任意で選択できない」状況を表現する言い方を、「子ガチャ」と表現する場合がある。子ガチャの方が親ガチャよりもソーシャルゲームのガチャに近い構図といえる。

親ガチャは人生の言い訳か?

日本は緩やかな身分社会

親たちに欠けた視点

世界の中での自分の立ち位置を考える起点となるのが、自分ではなく、なぜか「家庭」で出発してしまうことが多いのは、おそらく赤ちゃん→子どもには、選択の自由・能力そのもの・生き延びる成功率などなどが足りないためです。親に手伝ってもらい、助けてもらい、徐々に自分だけでできることを増やしていくのが「発達・生育」なのですが、部分部分残ってしまうのかもしれません。

それらを、友人・先生・先輩・上司・配偶者などなどに補完してもらったり、大きくか小さく助けてもらったりしつつ、ヒトは生きていくわけです。ところが、助けてもらって当然と思うような身勝手さも顔を出し、人々は、社会の中でハーモニー・調和を是としつつも、心の中には嵐が吹き荒れることも多いのでしょう。

そして、それらを招いた根源は?と考えると、やはり小さい頃から、自分が主として家庭を別個に持つまでの「親」に向いてしまうのは致し方ない流れなのかもしれません。

実を言えば私でも、かなり親ガチャ的な悶絶に、少しは揉まれたこともあるわけです。自分の家が貧乏だということを知るのは、小学校でお誕生会に招かれたとき。ものすごい豪勢なパーティーに思えた時点で、気おされて負けた感がひどく、お誕生日プレゼントの金額にリアルな貧乏ー金持ちの差を感じてしまったり、家屋そのものや調度品などにも、それを感じるハメになり・・・。

実際、私は子どもの頃、「どうして家は貧乏なの?」とかなり率直に訊いていたと、10代くらいまでには繰り返し聞かされていましたしね・・・。

ただ、私の救いは、「今日食べられるごはんがあることがいかにありがたいか」を、祖母や母に繰り返し諭されたことだと思います。もうね、祖母と母の生い立ちは壮絶なんてものじゃーなかった・・・。畳の家に住めるようになったのが10代後半だったのが母、祖母に至っては嫁に行った先でも土間や板の間で過ごさせられたなど、本当に嘘のような実話を繰り返し聞かされたため、今に絶望する暇なんてなかったです。

実際に、その祖母が私が5歳のときに亡くなるまで、靴の底をすり減らしてでも1円でも安い野菜を買うために数十分を費やすような買い物に連れて行かれたり、包装紙をきちんと畳むことを躾けられたり、魚の食べ方やご飯粒を残さないことなどを、目の前で繰り返し見させられたあと、自転車が乗れるようになったときに自転車をその祖母が買ってくれた感動。

そんな体験があると、親ガチャなどはもう微塵も考えなくなります。

つい数年前も、「そんな仕打ちをしてきた親をどうして介護できるのか?」と率直に訊いてきた生徒さんがいますが、親こそが私の存在意義を支える源です。彼・彼女がいなければ私はここに存在すらしないし、あんなどん底に近い貧乏を体験して、彼らが生き延びてくれたからこそ、私はここに居る。そして、私がアルバイトができる年齢まで、それなりに育ててくれたことに、感謝以外の何があるんでしょう?

その後、大人になってからも、渡米しても、介護のために戻ってきてからも、この考えに揺らぎはなく、むしろ、冷たくしてしまったり、理解を示せなかったり、イライラしたりする自分を、ひどく狭量なニンゲンだと悲しく思うことの方が多かったです。今年の2月に母が急逝してしまったあとも、こんなにも私に苦労を掛けないために一気に旅立ってしまったことに、むしろ感謝しつつも、もっと何かできなかったか、と繰り返し自問しています。

生きているうちにしかして差し上げられないこともあります。親が押し付けてくるさまざまを絶妙にかわしながら、それでも自分の人生を生き、親にも親の人生を全うしてもらい、なんとかやりくりしていく道は必ずあるはずなのですが、やはり親との関係性が悪いと思うまま、切なく生きていくしかないでしょうか?

私は毎朝親ふたりの仏壇に手を合わせて、命を繋いでくれたことに感謝できます。残念でふたりに恨まれているかもしれないことは、私が子どもへと命を繋がなかったこと。これには、自分なりの信念があるのですが、ふたりには理解されないままでした。降参して謝っています(笑)。

生きているうちに関係性をよい方に変えてくださいね。

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