確かに介護はたいへんです。動けない人を動かすことは、子育てのときよりも身体能力に負荷が掛かるし、口が利けなくなったりすると、深読みや判断が必要なので、疲弊していきますよね・・・。私も合計7年間ほど介護をしました。圧迫骨折3回に、認知症に、筋力低下のためのさまざまと、原因不明の痛みが全身に出る未だ病名が定まらない病気もしたので、自分の睡眠時間も取れず、食事もままならぬこともあり、かなりたいへんでした。
イマドキはこのようにネット上でも情報はたくさんありますが、それを「検索する気力」すらない場合があるわけですよね・・・。この悪循環にどっぷり嵌ってしまったら、と思うと本当に怖いです。
私個人ができることとしては、生徒さんにまだまだ介護の時期は遠く、想像できていないとしても、私の介護体験を話しておくことでしょうか・・・。英語基礎コースの「健康管理」という項目のところにも、この介護に関しての項目はあります。自分についても考えてみるのは重要ですが、それより手前に、自分の愛する親や親戚の年長者について、しっかり考えておくゆとりがあるのが大切ですし、準備ができている状態のほうがずっと精神衛生的にいいし、実際に対応する機能性も高いです。
たいへんであることを話せる相手や、相談できる場所、少しであれば短期的解決として手助けしてくれる人がいるといいですよね。ただ、それらは長くは続かないので、長期的に対応できるようなシステムを作る必要はあるし、自分が共倒れしてしまわないような対策が必要になるわけです。
でなければ、この悪循環は共倒れするまで続いてしまい、最悪の場合は介護疲れの殺人事件にまで発展してしまう可能性すら生みます。これは、本当に他人事ではなくて、自分にもいつか起きるかもしれないと、身につまされる問題として認知していただきたいです。
我が家は、弟がいたのですが、一切手伝ってくれることはありませんでした。しかもかなり近所に住んでいたんですけどね(笑)。さらに、その妻はヘルパーのライセンスを持っているんですが・・・。(・・;)
ひどいときには、睡眠時間が1時間半しか取れない日もあり、それは、とてもじゃないですが2日は続けられないです。少しでも時間があれば眠りたい！と願い、スクールにはベッドをドアが閉められるエリアに置いておきました。それについて、ひどくきつく批判した生徒さんがひとりだけいらっしゃいました。それによってひどく精神的に追い詰められましたね・・・。30分でもいいから横になりたかったこともありましたし、食べてしまうとすぐに眠くなってしまうこともありました・・・。
とにかく、家事が増えてしまったり、母にケアが必要になってからは、本当に時間が倍あればいいのに、と思ったことが多かったです。外注を使ったこともありましたが、母の願いをギリギリまで受け入れていくと、嫌いなことをさせるわけにも行かず、本当に追い詰められた気分になることは多かったです。
火だけではなく、ガスも水もままならぬことになったあと、家事やケアは増えました。ところが、わずか1年ほどで、母は逝去してしまいました。もっと介護が続くことについて、腹を括って引っ越しをして、2か月経つ前でした。
今思うのは、もっとギリギリまで、限界までしたかったな、介護、という寝言です。最中にいるときにはつらかったのに、今終わってしまえば、もっとしたかったと・・・。私というニンゲンがいかにいい加減なのかわかりますな・・・。(・・;)
とにかく、助けられるケースは多いんじゃないかと信じているので、私はこれについては耳をダンボにして、目を皿のようにして、準備しております。たいへんな方々、ぜひとも手を差し伸べてくれる人を見分けてくださいね！
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