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赤いろうそくと人魚 小川未明

小学校4年生のときに福井県から転校してきた、それはそれは利発な「かわもとさとみちゃん」という子と知り合い、すぐになかよくなり、彼女が好きなお話はこの『赤いろうそくと人魚』だと聴いて、真剣に読んでみて、ヒトの強欲さや理不尽さに対して、ものすごくがっかりした記憶が続き、私はやはりシニカルな大人に育ちました(笑)。

(かわもとさとみちゃんをひらがなで書いているのは、身バレするとイヤだなぁと思って。私はものすごく昔のことでもけっこうな確率で記憶に留めていて、人の名前もフルネームで記憶しているのです。しかも漢字も)

少なくとも小学校のときに出遭った人々の中で、かわもとさとみちゃんほど聡い子はおらず、なんだか遠くを見つめている印象もありつつ、高い知性なのにみんなのところまで下がってきてくれていることも、とってもよくわかったのでした。

そして、彼女が好きなのだから私も聡くなるためにはこれを理解しなくちゃ!と思ったのです。

でもねぇ、理解するとかしないとかではなくて、果てしないヒトの強欲さや、冷たさ、手前勝手さや不人情など、てんこ盛りすぎて、悲しかった・・・。

赤い蝋燭と人魚 青空文庫

けれども、自分の貧乏さにもかなり理不尽を感じていて、それなりにみんな暮らしてはいたけれども、それでももっと何とかならないかと熱望していたので、こうした不人情で身勝手な大人には気をつけて避けていかねば!と思ったのですよ。

こうしたお話しを思いつく人っていうのは、もちろん古典や昔話も読んでいるとしても、現代と繋げていくとシニカルじゃないのかなぁ・・・。Harry PotterのJ.K. Lowlingsも貧乏だったし、世に出るためにカフェで一生懸命執筆していたはずだし、もうHarry Potterシリーズは封印などとも言っていたのに、どんどん横柄なヒトになっていったし、それは程度の問題というところに収まってくれるのかなぁと不思議に思うのではあります。ヒトと魔法使いと不思議なモノノケと共存共栄していけないのは、おそらくヒトそのものが愚かだからなのだということを、小学校4年でなんとなくアテがついてしまったのでした。

ところが、もう少し夢を見ていたかった?子どもらしくいる時間が長くあってほしかった?と問われると、そうでもない!ありがとう(^^♪ かわもとさとみちゃん!

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