よその学校に比べるととても少ないと思いますが 私も10代の生徒さんに 7名ぐらい来ていただいております。小学校5年生から 高校生 まで。 大学生の男の子は 去年までは19歳でした。
Erik Eriksonの発達段階では、12歳から19歳までの間にFidelity：忠誠心を学ぶために、Identity：アイデンティティを確立と混乱の狭間の中でもがくことが目標になります。 誰に対して 忠実であるか？ 自分を消して裏切らないことです。 嘘をついてしまったり、無理をしすぎてしまったり、 逆に 全く 能力を伸ばそうとしなかったり、などなど色々な形で自分を裏切ることがありますが、 それらをしないようにすることによって、自分が何者なのか どんどん 確立することになっていきます。 そこには痛みが伴い、社会のルールや大人の便宜、 仕組みのおかしさ、伝統や文化への 反発などの他、 とても近いと思っていた友人や家族にまでがっかりするようなことも多くあるかもしれません。 いやあるに違いないです。 それでも、混乱を一つ一つ 紐解き、 自分の足場を確固たるものにしなくちゃいけないんです。
あんな 暗黒の10代に私はもう 2度と戻りたくないですし、 あの時代が一番良かったとも思えないでいます。 何も考えないで、 箸が転がっても ケタケタ笑っていたような そんな幸せな10代ではなかったです。
というわけで 私は まっすぐに成長したんだろうと思えるわけですよね。 10代がとっても楽しくて あの頃に帰りたいと思う人たちは、きっと成長が いつか 滞ってた部分があったり、 どこかをとてもたくさん学んでしまうことによって、 好き嫌いや利益 不利益だけで物事を判断することが多くなってきてるかもしれません。
そうした意味でも、 10代 はとっても生き難い。 お疲れ様です。<(_ _)>
お父さんお母さんもたまに話させていただくんですが、その生きづらさをよく知っていると思います。 ただ 100点満点の親などいるはずがなく、 初めての体験 や、 子供 それぞれによって違う 個性をなど すり合わせたり、 お金もかかりますし、 口ごたえも しますし、 親にだって感情があって、傷つくこともたくさんあると思います。
そんなリングに上がることもなかった私は、 お気楽なことしか言えないのですが、 心理学部で学んだことは全て 加味して色々学んでいただこうと思っています。
20代30代と宿題が 山ほど残らないように祈ってるからね(^^♪
コメントを投稿するにはログインしてください。