今の主流は3つあると思うのですよね・・・。わかりやすい指針になりすぎていて、だから先進国はダメになっていくんだよなぁと思えます。
- 経済的成功
- 学歴や専門的成功
- 著名度の高さによる成功
のコンビネーションで出来不出来を評価している傾向が高いので、子どもたちも小さい頃からこれに嵌っていくときに不利にならぬように、大人が子どもを仕向けていく傾向にあります。そうなると、子どもたちは、こどもでいられる時間がうんと短くなってしまっているようで、本当に切ない。遊びが見つからないように、などとなったり、時間がないから外には行けず、PCやオンラインゲームをスマホで、などということになったり、誰かと話す時間も取れず、なぜかその憂さ晴らしの方法すらわからないまま、ということになってしまっていないかと、やたらと心配なのです。
わかりやすい悪循環から、ヒトは自分も子どもたちも解放してあげないのだなぁと、どうしてこの成功の尺度を持ってしまっているのか、不思議でなりませぬ。
そもそも何も持てなかった私は、子どもの頃から多くを望むことはなく、自分らしくつらくない、楽しい、虹色の何かが向こうのほうに待ってくれていて、私はそこを目指して自分らしくがんばればいいや、というような、ユルユルすぎる暮らし方をしていたような気がしないでもない・・・。目の前にあることに対して少しずつ、ひとつずつがんばれば、次が見えてくるけど、次の次の次にはこれがある、という期待値の組み立て方はわかっていたような・・・・。誰かに何かをこうしなさい！と言われることがイヤでイヤで堪らず、押し付けられるようなことがあると、もうその人と口を利かなくていいと思って実際に口を利かなかったり、よそよそしさが120%態度に出ていたりしたので、とってもわかりやすかったよね・・・。失礼だったけど、おそらく、その人の人生の苦労もいくばくかは軽くしたと思うのだ。私などと関わらないことで（笑）。
多くを望まなかったのだけれども、合唱ではNHKとTBSで全国一位になって、この前もささきいさお氏とレコーディングをした『スタージンがー』という歌を見つけて（アニソンの帝王水木一郎さんがお亡くなりになったのでいろいろ聴いたため）、見つかったんですよ（笑）スタージンが- ささきいさお with 神代ユースコーラス 特に恵まれていたわけじゃないのに、結果よかったなぁと。そのあとも、高校受験も大学受験も玉砕状態だったのに、渡米して、ヘリコプターのパイロットになれて、UC Berkeleyにも行けて、あんなにすごくいいニンゲンである元だんなと結婚生活がそれなりに何年も送れて、離婚した翌年に彼がパーキンソン病だと診断されて、私が逃げちゃったみたいになって・・・。地位も名誉もお金もないし、学歴だけはあとからついてきたけど、もう40歳超えてたしね（笑）。
とはいえ、けっこう不出来だといろいろと揶揄され罵倒されていたﾜﾀｸｼが、かなり倖せなのだから不思議なものです・・・・。うん。
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