英語の語学留学を強く薦めることも、強く否定することもなく、これは「ヒトによる」「個人差」としか言いようがないのです。どうしても必要なことがいくつかあり、これらをクリアしていない方々にとっては、留学そのものが明暗の暗のほうになってしまう可能性が高いので、面談やカウンセリングをしてから、というのが、Precious One English School の基本的態度です。
通ってくださっている生徒さんで、大学や大学院を目指したい！という方はかなりの割合でいらっしゃいます。それまでにクリアしなければならないことや、ステップを確実に踏んで準備する相談に乗っているところです。
数週間から数か月程度であれば、旅行と何ら変わらず・・・。地元の人々とどのように密接に近いようにコミュニケーションが取れる環境を確保するか？というのも方法としてさまざまです。留学というくらいですから、F-1ビザで学生として行くとしても、その学校の環境・地域差・プログラム・住むところや移動手段などなど、考えてみなければならぬことがたくさんあります。
性格として、健康全体問題として、人間関係スキルとして、さまざま「向いている」と「向いていない」を考えてみる必要もあります。上記のさまざまな環境条件（外から与えられる影響・刺激）がどうであれ、それを受け止める自身・自己の在り方が問題になります。最高の環境を与えられても、それはあるAとかBとかの個体にとっては最高でしかなく、CやDにとっては、過不足の多いものだったり、まったく価値のないものだったりするかもしれないわけです。
ここで焦点になるのは、前提として健康であること。単に肉体的な健康ではなく、精神的にも社会的にも健全でなければ、留学の成果は上がりません。すでにかなりここで「どうだろう？」と思うヒトは多いんじゃないかと思うのです。実際は語学留学だけではなく、転職や駐在、結婚などで場所を移動して暮らしていく、ということには、コレが必須ですが、場所とそこにある環境要因に繋がるもので「自己の価値を発揮している人」にとっては、移動はマイナス要素です。
この土地やこの場所でも自分の価値が発揮されているけれども、「もっと先、一回りも二回りもの価値の顕在化をしたい」という達成感を求めて変化を辞さない人にとっては、留学はいいことだと思います。
そもそも、「これまで通りやっていたことを横に置いておいて、新しい価値観や新しい考え方ややり方を受け容れるゆとりがある」ため、自分が変化していくことを抵抗なく受け容れることができれば、語学留学もまたひとつのチャンスです。
私個人も24歳のときに遅いかなと思いながらも渡米し、そのまま20年近く住みついてしまったのですが、私にはこの変化することを辞さないという潔さが120％ほどもありました(笑)。これまでのやり方で、温存してそれをまだ伸ばしたほうがいいことと、そうでないきっぱり止めてしまったほうがいいことなど、かなり精査しながら暮らしていけたと思います。
集中英語学校から航空専門学校に行くまでが、8か月。無線を聴いて話すという行為に到達するまでの英語の伸び率は、かなり速かった＆早かったと思います。当然、これだけは捨てられない、変えられない、という確固としたものもありましたが、無駄に抵抗することなく、試行錯誤を日々の達成のために繰り返すことは、むしろ楽しかった。
経験上、私の20年弱の中では、語学留学で落ちこぼれる割合が7割。次の教育を受けることができてもやはり7割の人はそこで落ちこぼれます。結婚などにより場所に留まることができても、本当に倖せかどうかは、結果論としてしか判断できません。英語ができるようになっても、他のことはどうか？というのは、長い人生を振り返ることでしか判断しきれないということです。
そういう意味で、短い期間での語学留学には、英語力の上達は期待できない状態の人のほうが多いです。「なんちゃって留学」と言われないようにするためには、今の自分にまだまだできることがないかどうか？常に確認していく丹念さが必要だと思います。
お金と時間と心を犠牲にしても、行く価値があるかどうか？というのは、やはりその個人に掛かっているわけです。
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