procrastination:the act of delaying or putting off tasks until the last minute, or past their deadline. やるべきことを直前まで、または期限を過ぎてまで遅らせたり延期したりする行為。
どんな人であれ やるべきことができないまま時間が過ぎてしまうことあると思います。 問題はその頻度や、どのくらい遅れたり、 全く完了しないことがあるかどうか、ということではないでしょうか? さて これについて何か対策を立てていますか? 仕方ないことだと何もしていないという状態はあまり良くないです。 一緒に考えてみましょう。
先延ばしの本質は、自分の気分や感情をコントロールできないことです。 多くの人は衝動性と自制心が原因だと捉えていますが、その根底にあるものは感情的な反応の鈍さです。
誰もがストレスの多い状況に直面し、扁桃体として知られる脳領域で感情を処理するときに、先延ばしにつながる「闘争か逃走」状態に陥るからです:Fight or flightと呼ばれるやつです。
すでにわかっていることでおもしろいのは、自己申告で慢性的に先延ばし癖があると言う人は、扁桃体の灰白質の量が多い傾向があるんですって。そんな検査をしてもらえる施設はないでしょうけど・・・。(-_-;)
先延ばしに強く関係するもう 1 つの要因は時間管理とその距離感です。これをSelf-Efficacyと呼ぶのですが、「まだやっていないけれどもできる感」が強い人は先延ばしにせずやってしまいます、ちゃちゃっと。
リスト化するとこのようになります。
1. 神経症傾向
神経症傾向は、心配性、特性不安、または否定的な感情に似ている (Steel、2007)。 注目すべきサブカテゴリには、不合理な信念、認識、または思考が含まれる。 低い自己効力感と自尊心:Self-efficacy、 Self-esteem。 セルフハンディキャッピング。 衝動性、感覚の追求。 そしてうつ病。
2. 衝動性
衝動的な人は先延ばしにし、単調な仕事よりもその瞬間の欲求に集中することを好む (Steel, 2007; Svartdal et al., 2018)。 この形態の先延ばしは、「目先の満足の追求、長期的な責任の軽視または無視」から生じる(Steel、2007)。
3. 誠実さ→ まじめさと言える Conscientiousness
誠実さには、気が散りやすい(自制心)、組織力の低さ(生活の構築と計画)、達成動機の低さ(目標設定、パフォーマンスの楽しみ)、意図と行動の間のギャップなどの変数が含まれる(Steel、2007)。
4. 自信の欠如または自己効力感の低下
失敗への恐怖から生じる、低い自己効力感と低い自尊心の両方が先延ばしと関連している (Steel、2007)。 自己効力感が低いということは、うまくやる能力に対する不合理な疑いとみなされ、 低い自尊心とは、「標準を達成できないことは、人として不十分であることを示唆している」と信じている傾向のこと (Steel、2007)。
5. 不快感の回避(タスク回避)
不快感を回避するには、「作業の一部が不快な、おそらくは不安な感情と関連しているため」タスクを先延ばしにすることが含まれる (Knaus、1979)。 不快感を回避する目的は、悪い感情を避けること。
6. 完璧主義
ウィリアム・J・クナウスは、1979 年の著書『Do It Now』の中で、完璧主義と先延ばしとの関連性についての章を設けた。 彼は、完璧主義は非現実的であり、失敗への恐怖につながると述べていて 他の研究者(Dexter、2020; Phillips、2019)も、先延ばしの原因として完璧主義を挙げています。
次回は健康にどのように悪いかを見ていきまーす!





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