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仕事への誇り

2008/12/05にアップした文章です。

 

最近やっと自分の職種に誇りを多少なりとも持つことができるようになった、というのは、非常に発達心理学的にも遅いんでしょうねぇ・・・。食べていくため、というのが最優先だったので、自分の適性のほうをソレに合わせてきたようなところがあり、特に誇りなどというレベルまで、自分を持っていったようなところはなかったのです。が、それまでも特に恥じていたわけではないですし、「誇りなどを職業に持ってもしゃーないじゃん・・・」というのが的確だったわけですね。しかも、この今持っているわずかな誇りも、お金が貯まってアメリカに戻ることができたら、職業替えはしてもいいですから、特にものすごい誇りでもないのかもしれず・・・。うん、きっと誇りバロメータというのがあったら、私は誇りを職業には持たないのだろうと思います。

 

啓発された記事はコレ>http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0812/04/news022.html なんだかここの記事はけっこういいなと思い、特にビジネスマンでもないのだけれども、お気に入りに入れて読もうかな、と。駅前に進出したら、私は学校の運営だけを管理すればいいことになるのですが、それでもセンスということではいい情報満載なのかもしれず・・・。うん・・・。

 

誇りを持っていると言える人は、うまいこと成長してきて、いい学歴で、いい仕事をしている人々なのか?と考えてしまったのは、1位が、電気・ガス・水道関連の、ライフラインをコントロールする人々で、2位が団体・連合・官公庁、3位が金融・保険、だったからです。でも、ちょっとわからないのは、これらの仕事に従事していらっしゃる方々でも、実際に電気やガスや水道関連の、業者さんと繋がっている現場に出ている人々もけっこういらっしゃるのかなぁ・・・などと思っており・・・。

 

たとえば、電気工事や保険の外交員やボランティア団体に勤めている方々も、充分誇りを持っているのかなぁと、ちと考え込んでしまいました。

 

なぜならば、この順位が示すものは、社会のヒエラルキーの中で、「制する側」「比較的潤沢に暮らしていける側」だとも言い換えられるような気がしてならなかったからです。

 

反対に誇りを持っていないと答えた順位は、「物流・配送、鉄道・運輸」が1位で、2位が「マスコミ・広告・印刷・出版」で、3位が「そのほか消費者向けサービス」だったのですが、時間が激務で、あまりにひどいだろうと思われる業界ばかりが並ぶのか?とも思えて、その共通項というのは、まだまだ考える余地があるにしろ、時間を大きく奪われていることによるものではないのかなぁとも。

 

あ、そうか。そもそも誇りってナニ?というのを、前にも書いたのだけれども、もう一度。

 

誇り:ほこること。名誉に思うこと。

誇る:(1)得意気なさまを示す。意気があがる。(2)…という長所を持つ。(3)ゆたかに暮らす。

 

うん、やっぱり私は職業には特に誇りを持っているわけじゃないなぁ・・・。むしろ、今こうして無事に食べていけるようになったことに対して、「よかった」と思っているだけで、この先も特に得意げになる必要すらないと思っているのでしょう。

 

会社を辞めたいと思う職種に関しても、順位が明らかになっているのですが、1位が「衣料・雑貨・日用品系」で、2位が「医療・福祉」で、3位が「商社」です。きっとこれらは理由が違うのかもしれませんが、私はここでも「就業時間が長い」という気がしてならず・・・。医者にしても、就業時間外であっても、いつ呼び出しが来るかわからないので、医者のなり手がない現代ですから。看護婦さんや介護師さんもますますこれから人材不足になっていくことでしょうし。

 

ちょっと考えたのは、私のように「特に誇りに思うことがなければ、肩に力が入らないから、辞めるだとか辞めたいだとか、やりがいだとか、社会的評価などというものは気にしないで済んで、糧をどのように得るか?という効率性だけになる」と考えると、非常にラクじゃないのかなぁということ。

 

それじゃ、あまりに味気ないって?うーん、私は特に誰かと競争したくもなく、聞こえがよくなくてもよく、ただただ、ある程度の時間が確保できて、糧が得られることが必須なので・・・。しかもそこに効率を求めると、誇りだのええかっこうなどは気にしていられず・・・。している仕事により、人を評価するような風潮を続けていると、市井に埋もれている逸材を逃すというのは、どんな大企業の人事部でも言っていることですが、きっと本当に肌でわかっている人はかなり少ない割合だと思われるのです←世の中を斜めに見すぎなの?(笑)

 

とはいえ、私は今の仕事はうんと好きです。こんなにRewarding(見返りがある)な仕事はめったにあるものじゃありません。短い時間で結果がかなり出るので、きっと料理教室の先生などの次にすごいかなぁと思うのです。私はイラチなので、結果がすぐに観られるとものすごくうれしくなってしまうので、この仕事はお金以外でも、とても楽しいことばかり。人の頭の中の整理具合を見ていくのは、プチ人体実験のようでもあり、新しい、私になかった感覚や考え方も知ることができ、独立してからは、あいだでお金をたくさん抜かれることもなく、いいことだらけです。

 

しかもねぇ、生徒さんが来るおかげで、珈琲のグレードを上げることができたのです(笑)。他人様に出すとなると、いつもバーゲン品ばかりでは、とこぼしたら、母がたまにはブルーマウンテンやらなどと言い出したので(笑)。

 

でもなぁ、誇りってほどじゃーないよなぁ・・・。私個人の中では、なかなかいいことだらけなのですが、他人様に対して声高に言うことでもないけれども、目下、英語講師1本で食べていこう!と決意する人を募集中なので、やっぱりCMしたほうがいいのか?(笑)←こんなふうに手の内を見せてしまって、あとで誰かに怒られないのか?と、ちと不安ではある・・・。うーん・・・。

 

どうせなら、誇れる仕事をしたほうがいい、というのは、たとえば麻薬の売人だとか、ヤクザだとかやらないほうがいい、と、親御さんや本人が決めることであり、私はそんなものに順位をつけるつもりは毛頭ありません。「これしかない」と思いながら、どうしようもなさに絡め取られて、家業を継がなくてはならない人たちもまだまだ大勢いる中、誇りが一人歩きしてしまうのもどうなのかなぁ・・・とも思いますし。私はやはり職業に貴賎はないと思っているので、その誇りを持ちすぎることで、誰かを貶めていることもあるかもしれないことは、ぜひぜひ心のどこかに止め置いてもらいたいと思ったりします。

 

どうせなら誇りを持てたほうがいいのだろうけれども、私はやっぱり誇りは持たないで行くんだろうなぁ・・・。

 

 

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